グリーンフェイススネークヘッド
Channa sp.
飼育から一年後

飼育から10ヶ月 飼育当初

飼育当初 飼育当初

”グリーンフェイス”スネークヘッド
(インボイスです。“グリーンヘッド”“オレンジエッジファーン”“オレンジフィン” のインボイスもあるようです。インド産)
Channa sp.

輸入は一度きりで正体不明のままの珍種のスネークヘッド。
(2007年にそれらしい個体がまとまった数で入荷した模様ですが詳細は分かりません。インボイスはファウンマーブルスネークヘッド。情報をお待ちしております。)
ドワーフスネークヘッド似で好きでないと違いが分からないかもしれませんが…、(汗)

その特徴としてまず、胸鰭が大きく鼻管が長いことが挙げられます。
また各鰭に鮮やかにオレンジ色が乗りますが
特に背びれのオレンジエッジはドワーフなどのそれより倍程に厚く、派手です。
体色はドワーフよりもやや茶色がかっています。
尻ビレはドワーフのようなブルーメタリックでなく、ダークグレーメタリック(?)といった感じ。

背鰭の条数は31で尻鰭の条数は17〜18だった。
条数やその後の成長ぶりから推測するに、
現段階で一応最小種とされているドワーフよりも小型のSHなのではないかな、と思います。

ドワーフよりも更に底棲が強く、じっとしている事が多い。
人馴れはしやすくガラスをコツコツすると奥のほうから急いで顔を出してきます。
とても可愛いスネークヘッドでした。

(^_^)

  鼻管が長い 胸鰭がでかい
2003年3月25日より飼育開始。

ショップにミャンマー産のダニオを探しに行って目当ての魚を探していると、なにやらドワーフスネークヘッドっぽい個体を見つけた。地味でかっこい〜、と思って名前を見ると”グリーンフェイス スネークヘッド”、、まさかグリーンSH?と思ってよく見てみると腹鰭がある。。何の個体だろ、と30分以上水槽の前で穴が空くほど見るが当然分からず、いつしか考えは我が家の水槽スペースのことへ・・。(ーー;)

  

ワイルド種でインボイスでは”グリーンフェイスSH”とされていたらしいが
スネークヘッドの名前は結構いい加減な事も多いのでなんとも…。

5匹ほど別々に売られていたが1匹を除いてどうも白点になっているらしかったので無事そうな個体を連れ帰った。
家に帰って条数を確認。条数と全長は大体比例しているのかな。そうすると他の小型種と同じくらいの大きさなのかも。

水槽はベックフォルディを入れていた水槽をそのまま使った。ベックフォルディには元水槽へ戻ってもらった。
店ではメダカを与えていたらしいが赤虫はすぐに口にしてくれた。早くキャット食うといいけど。

2日目、水槽を見ると「給餌君 (ただのパイプですが・・・(笑))」の中にはまってる・・!!
すぐに撤去して急いで救出。どうやらはまりたてなようで何ともなさそうでした。ホッ。

3日目、キャットを目の前に落とすとパクリ!5個落として2個に反応。動く物に噛み付いた感じでしたが、暫く口をモゴモゴさせて2回とも吐き出してしまった。(^_^;) でも配合飼料に餌付くのに一歩近づいたかな。

4日目、今度こそ!と今回はキャットを水に浸して柔らかくしてからグリーンフェイススネークヘッドの目の前に落としてみる。2度目にパクリ♪
吐き出すなよ〜と念じながら観察していると大きいキャットを頑張って飲み込んでくれました。(^_^)
これで次第に慣れてくれるかな。


5日目、固いままでも小さくすれば平気で食べるようになった。今日は3粒以上食べました♪食が細いかと案じましたがどうやらそんなことはないようで、かざした手に反応するように。。


6日目、遂に餌くれダンスを披露♪ここんとこうまい具合に一日づつ懐いている気がして嬉しい。(^_^)
餌はたくさん欲しがるくせに取るのが(見つけるのが)下手。キャットが沈みきると底床の焼赤玉の色と同じなので餌と気付かないでいるのでその都度スポイトで除去しなければならないのがとても手間・・。

グリーンフェイスを引越ししました!
詳しくはこちらで。⇒スネークヘッドのいるアクアテラ

このスネークヘッドが我が家にやってきてからそろそろ7〜8ヶ月が経ちます。早いなぁ…。(しみじみ)
「全然成長しないなぁ」と思っていたらいつの間にか成長している。
飼育魚ってそんなもんですよね。
例に漏れず、こいつもいつの間にか12cm程になっていました。
まだ体が細いので大きく見えないんですよね。
これでも購入したての頃と比べればがっしりした体格になってきましたが。

かなり人馴れして、水槽をカツカツ叩くと奥のほうから慌てたようにやってきます。とてもかわいい。(^^)
でも餌を満足するだけ貰うと、何事も無かったかのように奥の方へ帰っていきます。

そうそう、餌取りがウチで飼っている肉食魚の中で一番下手なんです。
餌に対する反応は早いのですが、
肝心の餌を頭の上に乗せて目をキョロキョロさせていたり、見ていて飽きないですね。
早く一人前のハンターになってほしいような、そのままでいいような。。(^_^;)
餌のがっつき具合からしてまだ成長しそうです。
MAXはどうなんだろう。ドワーフくらいのサイズになるのかな。


大分環境に落ち着いてきたようなので体色の変化などを報告。
背びれ、尾鰭はオレンジのエッジが濃く、 厚くなってきました。
インボイスの“オレンジ〜○○”まさにそんな感じです。(緑顔はどこへ行った?(^_^;))
ドワーフスネークヘッドの朱色のエッジとは少し異なる色味だと思います。
背びれのエッジの更に外側にも白いエッジ(こちらは細いエッジ)があります。
背びれの体側はダークグレーでややマダラがかっているようにも見えます。 その時の具合によるのか個体差かも分かりませんが。

尻びれはダークグレーの渋い色あいです。
ドワーフスネークヘッドの真っ青な尻びれをそのままダークグレーにしたようなかんじですね。

2004年2月9日 
あとちょっとでこのグリーンフェイスも我が家に来て一年になります。
ドワーフ系な雰囲気のこのスネークヘッド、お気に入りな訳ですが、
成長が落ち着いたような気がします。
魚を毎日眺めていると成長していることに気付かないものですが、、
でかくなってんのか?という。感じです。(^_^;)
“sp.”を飼う以上飼育下の最大サイズをしっかり把握するために
若魚のうちにたくさん食わせてなるべく大きくしてやろうと考えていたのですが
ドワーフを超えられるかなぁ、という具合ですね。

  

テラリウム部分を水没させています。
スネークへッド飼育なので、当然蓋をしているのにどこからくるのか、、
“葉ダニ”??

とっても気持ち悪いので見つけ次第プチプチ潰していたのですが、埒があかず 教科書どおりに水没させました。
右の写真の白く写っているヤツ、ピントが合ってないので分かりづらいですが “葉ダニ”と思います。

水深が変わって暫くは落ち着かない様子でした。
なんかちょっと新鮮…。

2004年8月18日

1週間ほど家を留守にして帰ってきてみると、グリーンフェイススネークヘッドが死亡しておりました。
もう会えなくなってしまいました…。残念で残念でなりません。

5〜6週間前に若干の拒食と鰭を畳むような感じがありまして、
それに関しては私自身、ドワーフSHで慣れっこだったもので換水をしながら状態を戻しておりました。
出かける直前には食欲も回復の兆しを見せ、鰭も開くようになっていたので
全く何の心配もせずに、出掛けた訳なのですが…、
帰宅後SHの変わり果てた姿を見て呆然としています。

きっと、家に居てやれば変化に気付いて何かしてだろう、
出かける前に他の調子の良い水槽に移していってやれば何か…、等と後悔ばかりがつのります。
繁殖に出来なかったわけでもなく、ただ生かす事さえ出来なかった自分を 恥かしく思います。
せめて死因を…と体を見ても時間が経過している為、傷みが激しく判別が出来ませんでした。
器具の故障はなく、正常に動作。
また出発の2日前に換水、控えめに給餌していたので水質の急な悪化はないだろうと推測。
恐らく窓を締め切った部屋で水温が私の予想以上に上がってしまって
万全の調子でないグリーンフェイスが変化に耐えられなかったのではないかと考えています。

写真は2週間ほど前に撮影したもので、状態の悪いSHの一例を、と思って撮影したものですが
残念ながらこれが最後の写真になってしまいました。

今回、非常に悲しい事になってしまった背景には、
どこか自分の中で 飼育に対する慣れから油断があったように思います。
丈夫な魚だから、という気持ちも無かったと言ったら嘘になります。
これからの自分への戒めとして、他の魚達と接していこうと思います。
『取り返しがつかない』、言葉の意味が身に沁みます。

最後に、
これまでこのコンテンツをご覧頂いた皆様、どうもありがとうございました。