スネークヘッドのいるアクアテラリウム
〜揚水をしない簡単アクアテラリウム〜
  

ショップで飛び出し対策の為に水位をこれでもかというくらいに下げられたスネークヘッドの水槽を見て、簡単に影響され、(笑) またアクアテラを作ってみました。
SHは遊泳性のないグリーンフェイススネークヘッドを選びました。MAXサイズが分からないのもあったので45cm水槽であれば成長の妨げになることはないと思い、30cm水槽から引越。
45cm水槽に半分ほど水を入れればアクアテラ状態でも水量は30cm水槽の倍以上になる。水槽台に置いているわけでないので重量面でも軽くて吉。

今回注意したことは、
生体の管理をきっちり出来るような作りにすること。
以前作ったアクアテラでは足し水ばかりだったので、(生体も少なく)陸地作りのため、水中フィルターが取り出しづらいような流木の下に置いていたのだが、今回は水を汚しやすいSHなので水中フィルターはすぐに取り出せるように複雑な陸地作りはしない。

どんな感じにしたいかというと、、
“クリプトの繁茂する小川を泳ぐスネークヘッド”である。。(^_^;)
あ、無理は承知の上でゴザイマス。。

底床は余っていた園芸用焼赤玉土を使用。篩いにかけて、軽く水でゴミを落とします。流木は大小1個ずつ使いました。こうすると一本の埋まった流木に…、見えるような無理なような。。(汗)
あ、流木のSHが入り込みそうな小さな穴は事故防止のためウールで埋めます。
ちなみに水は右上から左下へ流れる予定。(水中ポンプは揚水目的ではなく水流目的)

肝心の陸地部分です。
今回は流木や岩で組んだりせず、軽石を使います。ホームセンターを何軒か廻って見つけてきました。加工済みのものと加工前のがあったのですが、今回は加工済みのものをチョイス。ちなみにかなり柔らかいので加工は手近なもので出来ると思います。今回の加工済みの軽石は本来は中にケト土などを入れて植え込みをするもので水はけのために下部分に穴が空いています。好都合です。(^.^)
   表面のぽろぽろと取れる石を洗い流して使いました。
水質に影響を与えないかメダカをテストフィッシュとして泳いでもらいました。硬度が上がったりするらしい。

この穴部分にウールを詰めることで、植え込み用の土が入れられるように、水が浸透してくるようにします。
水に強い植物(今回はシダ)を大体の位置に入れて底床にも使っている焼赤玉を流し込みます。
これで陸地終了。簡単ですね。このまま浮かせておきます。
配水チューブは不必要なのでチューブが外れて水が水槽の外へ噴射されたり、外れたチューブをくっつけたら他のチューブが外れてイライラする事はなくなります。(^_^;)

   

軽石を陸地に使うことで
1.陸地の取り外しが持ち上げるだけ、メンテの邪魔にならない。
2.水に浮くので遊泳スペースを奪わない。
3.水に浮くので水位の上下に自動対応。
4.吸水性が高いのでウィローモスなど、配水無しでそのまま活着。

短所は、、まだ分かりません。気付き次第、報告を。。

陸地は“どんぶらこ〜どんぶらこ〜♪”とならないように、とりあえず流木の後ろへ。もし固定できなかったら釣り糸と吸盤で「餌拡散防止リング」のようにするつもりでした。(^_^;)

水中部分にクリプト、オランダプラントなどを植えました。
陸部分はその他流木にウィローモスを貼り付けました。水面から2cmくらいは水がしみているので細かく切ったモスをピンセットでくっ付けるだけ。スポイトで水を垂らしてやるとピタッと貼り付く。そのうち活着して水上葉を出します。

SHの飼育なのでアクアテラでも念の為、蓋はピッチリ。湿気でガラスが曇ります。…、湿気るのか〜、ってことで

天空の城ラピュタです。(爆)
陸上の植物をシダから水上葉クリプトに変更。( ̄ー ̄)ニヤリ
水上葉育成はした事ないので失敗に終わる可能性も高いですがとりあえず挑戦!!

オランダプラントが水上葉出してきたらかっこよさそう〜。。あのぶっとい茎になるといいな。

“クリプトの繁茂する”にはまだ少ないな。うまく育つといいな。

2ヶ月くらい経過しましたでしょうか。。
気になる(?)クリプト水上栽培なんですが
健康に育っており、どうやら無事成功したようです。(^.^)
クリプト自体が容易種だったのかもしれませんが…。
上で述べた短所ですが特にまだ見当たらないですね。


飼育環境

水槽45cm水槽
フィルター水中フィルター
照明15w
底床焼赤玉土
水温無加温
水質弱酸性
CO2なし
肥料メネデール
生体グリーンフェイス・スネークヘッド
水上植物Cr・ウンデュラータグリーン、ウィローモス
水中植物Cr・sp、オランダプラント、タイガーバリスネリア