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生き物を飼育していて楽しい瞬間って、ただ眺めているのも良いですが給餌の時って楽しいですよね。
特にスネークヘッドのように人馴れする魚は餌を欲しがる仕草も反応があって嬉しいですし、
その大口を開けた豪快な食べっぷりも圧巻、大きい餌を体を反らせて咀嚼する姿、 食後のゲップならぬ空気呼吸も(捕食の際に鰓上腔内の空気が漏れてしまうため)、見入ってしまいます。
それだけに餌に関しては悩み(?)が絶えないですね。でも悩むのが結構楽しかったりしますけど。(^_^;)
餌の種類としては人工飼料と生餌があります。
人工飼料のうち配合飼料
栄養のバランスが良いので給餌のメインにすると良いですね。
また、経済的にも助かります。
小型SHを単独飼育で、となるとなかなか使い切れないので
安いからと大きなサイズを買うのでなく半年以内に使いきれるサイズを選びましょう。
鰓からこぼしやすいのがやや難。
キョーリン ひかりクレスト カーニバル&キャット
⇒SHの餌の定番。
匂いも強く、水を吸うことで肉らしい食感が得られるようでSHは好んで食べます。
カーニバルが浮上性の餌であるのに対し、
キャットは底性肉食魚が食べやすいようにゆっくり沈んでいきます。
餌付いていない個体には、 このゆらゆら落下する様子が餌付けに効果をもたらす事があります。
キョーリン ひかりクレスト シクリッド
⇒沈下性の餌です。
粒が小さく沈下が早いのでSHには食べやすいとは言えませんね。
また、砂利が大きめだったりすると隙間に落ち込んでしまったりもします。
カーニバル、キャットに比べると若干食いつきが劣るものの、
幼魚時の複数飼育のときにばら撒くように使うのに重宝しています。
テトラ シクリッドスティック
⇒浮上性の餌です。
カーニバルなどに比べると、硬めで匂いも少なく餌付けにくいと思います。
配合飼料のパターンのうちの一つとしてあっても良いかな、という程度。
今まで色々与えてみましたが何の餌であっても単食は避けるように心がけています。
配合飼料と牛ハツ、生餌(小魚、エビ)、クリル、冷凍エビ、冷凍赤虫などを日替わりで給餌しています。
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人工飼料のうち死餌
より自然のものに近い為か、餌付きやすい。
赤虫(乾燥、冷凍)
⇒冷凍、乾燥ともに食べますが、冷凍の方が食いつきが良いですね。
我が家では念のためビタミン添加されたものを与えています。
クリル
⇒嗜好性が高く餌付けには向くものの、
塩分も多く、痛みやすいので与え方には注意が必要です。
川エビ(乾燥、冷凍)
淡水産のスジエビやテナガエビがその殆どであるが、
小型のSHにとってはやや消化しづらいようで残す事があります。
牛ハツ
脂身が少なく、栄養価も高い餌で、 熱帯魚屋でもサイコロ状にカットされた
ハツが売られています。
こちらもやや消化に難があるので小さくして与えた方が良いでしょう。
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生餌
生餌も飼育しているつもりで餌管理、環境管理をして
より健康で栄養価の高いものを与えます。
小赤・雑魚
⇒安いのでつい沢山買ってしまいがちだが、
ストック水槽が小さければ大量キープは難しいので
設備に見合った量を健康にキープしたいところです。
病気を持ち込むことが多いのでトリートメントは怠らないように気をつけます。
メダカ・アカヒレ
⇒消化も良く、幼魚時の生餌に与えます。
アカヒレはベビーサイズもあるのでSHのサイズに合わせて選びます。
病気を持ち込まないためにトリートメントをします。
スジエビ・ミナミヌマエビ
⇒SHの好物。熱帯魚屋以外で安く手に入れるには釣具屋が良いでしょう。
ただ、酸素パックはありませんので
持って帰ったら全滅・・・、にならないようにご注意を。
ヨーロッパイエコオロギ
小型のコオロギでSHの食いつきは抜群です。
栄養価も高く、安価で消化も良いです。
キープも魚より楽で、優秀な生餌といえます。
鳴き声は小さい方ですが、一応鳴いています。
プラケの蓋はきっちり閉めて脱走に注意します。
ジャイアントミルワーム
食いつきがよく、栄養価も高めだということです。
与えすぎると肥満の原因になるので注意が必要です。
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注意と保存
一番の注意はどの餌でも単食は避けると言う事です。
単食したから即、死に至るということではありませんが
可能な限りそういったリスクを軽減する為には
種類を豊富に与えてやる事だと思います。
私の給餌は配合飼料をメインにして週に2回ほどは生餌や死餌にしたり、
少な目の配合飼料を与えた後、生餌、死餌を少量与えたりしています。
また、狭い水槽下では運動不足になりやすく、
餌をやりすぎて肥満にさせてしまう事があります。
成長期はともかくとして、
成魚になったら餌の量には注意をし、
週に1、2度は餌を抜いても良いと思います。
餌は酸化を防ぐ為冷凍保存し、普段使う分を少量、
容器に小分けし使いやすいように常温でおいています。
キャット等、配合飼料も同様です。
中には食品用の湿気取りを入れてあります。
湿気取りは日頃から集めておくのもよいですが、100円ショップでも手に入ります。
コウタイはこのうちどれを与えてもバクバク食べるのですが、ドワーフ、グリーンフェイスは
大きくなるにつれてキャットを鰓からよくこぼすようになってきました。
砕かれたキャットが微小生物のいい餌になるようで、いつの間にかミジンコがいっぱい…。
ミミズみたいな奴やら、ヒドラまで。。(-_-;)
ミジンコは増えてくるとスネークヘッドが痒がって体をこするようになります。
最初のうちは病気を疑っていたのですが(勿論、実際に病気だったケースもありましたが)ウチでは生物兵器に微小生物を駆除してもらった後は
こすりつけることはなくなりました。
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餌付け
買って来たSHは、ほぼワイルド個体であるが故に、
最初からすんなりと人工飼料を口にしてくれる事は稀です。
買う時にお店の人に何の餌を与えているかを訊ねておいて、
赤虫に餌付いているのなら赤虫を、生餌しか与えていないのなら生餌を少量、
一緒に購入しておくと良いでしょう。
水合わせの後、水槽に移しても暫くは新しい環境へのストレスで
餌をとったりはせず、生餌を与えても殺すだけだったりもするので
その日はそっとしておいてやりましょう。
まず、恐らく現地からの長旅で腹をすかせているでしょうから、
とりあえず生餌でもよいので元気になってもらった上で、餌付け開始です。
最初は動かないものを餌として認識させる事から始めます。
冷凍赤虫、クリルに餌付ける事を第一目標としましょう。
解凍した赤虫をSHの近くに落としてやります。
食べなければスポイトで軽い水流をつけて動かしてやったりして
それに反応して口にしてくれることも。
食べないようであれば短期的に餌を抜いて空腹にさせて再挑戦。
食べるようになったら赤虫の餌やりを小出しにして、
水面に落ちたものを食べる癖をつけさせます。
容器に解凍した赤虫を入れて、スポイトで少量ずつ与えます。
給餌場所を同じ所にして、餌の時間になったら水槽を軽く爪でコツコツしてやると
人間が餌をくれる事と餌の場所を憶えていきます。
反応するようになったら、最後の挑戦。
餌待ちしているSHにドサクサに紛れて配合飼料を与えてやります。
間違えて口にしてくれれば、そのときはすぐに吐き出したとしてもOK、
近いうちに餌付くと思われます。
仮に食べなかったとしても水質が悪化しない程度に数時間は
餌を取り出さずに放っておきます。
興味をもって口にするかもしれません。
環境に慣れ、人間に馴れることが第一歩となるわけですから、
水槽のレイアウトも落ち着きやすい環境作りを目指し、
水槽に近づくときも怯えさせないようにしましょう。(^_^;)
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拒食
食欲旺盛なスネークヘッドも拒食になる事があります。
原因の多くはストレスによるところが大きいと思います。
具体的には水質の悪化、同居魚がいる場合など。
餌金もスネークヘッド水槽に入れっぱなしだとストレスになるようです。
ちなみに餌金をたくさん入れておくと逆にスネークヘッドが隠れてしまう事があります。
餌として認識しなくなるのかな。
あとは、餌の与えすぎも拒食につながったりします。綺麗な体型を維持するためにも
ある程度育ったら餌は控えめに。
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