スリランカ産ドワーフスネークヘッド
繁殖への道
(vol.7 孵化後21〜30日編)
【channa gachua “Sri Lanka”】
  

  

孵化から一ヶ月がたちました。
稚魚も親魚も食欲が増す一方でイトメとコオロギの消費が凄いです…。(汗)
親は稚魚にあまり構うことなく餌を求めるようになってきて
稚魚用のイトメまで食べようとします。
親が腹をすかせたまま、稚魚にイトメをやると
食欲が先に立つのか、イトメ入れに群がる稚魚を
誤って口に入れてしまうことがありまして…。
気付いてすぐに吐き出したのですが、
危険と判断し、それ以降は親魚の食欲を満たせてから
イトメをやる事にしています。
それでも親はイトメを食べに来ますが、稚魚が群がっているうちは
無理に食べようとはしません。
稚魚はイトメ入れに半分ほど入ったイトメを大体5分かからない程度で完食します。
食べる勢いが弱くなるまでおかわりを繰り返しますが
大体4回ほどでしょうか。

稚魚期ですので、餌を捕る為に争うことはまだありませんが
成長の遅い個体は「腹減らんのか?」と思うほど消極的です。
捕獲してブライン漬けにしようかと思ったのですが、困難で、、
これは仕方が無いのかもしれませんね。(ーー;)
とりあえず親魚対策と成長の遅い稚魚対策を兼ねて
イトメ入れを1つから3つに増やし餌を分散させる事にしました。

稚魚の外観ですが、
色こそ親魚と違えど、しっかりスネークヘッドと分かるような形状になりました。
サイズは大きいものが4cm弱、(全体の40%くらい?)小さいもので2cmほど。(5%くらい?)
体側に有った黒いバンドはほぼ消失し、背鰭に1〜3つの黒斑が表れ始めました。
AL誌のインド産ドワーフ繁殖記事内の同時期の稚魚は
背鰭、体側ともに黒斑が沢山現れているので我が家の稚魚たちは
成長が遅めなのかもしれません。
或いは地域差も有るかもしれませんが、、現時点では分かりません。

⇒食後のまったりとした稚魚たちの様子です。(笑)
腹がいっぱいになるとぷっかり浮いて休んでいます。
このときくらいしかシャッターチャンスがないので
静止画像はいつもお腹ぷっくりな訳です。

⇒特にネタが無かったので群泳する様子を…。
私が部屋に入るだけで反応がよく餌場で大騒ぎしています。(^_^;)

⇒腹いっぱいにすることと、栄養面を考えると
イトメは欠かせません。
買いだめが無いときはその場しのぎで赤虫を与えたりしています。
配合飼料は“カーニバルおろし”が小さすぎるようになってきたようで
腹いっぱい給餌するのが難しく、もう少し口が大きくなれば
ひかりクレストシクリッドが丁度良くなりそうです。

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