スリランカ産ドワーフスネークヘッド
繁殖への道
(vol.6 孵化後11〜20日編)
【channa gachua “Sri Lanka”】
  

  

親魚は既に口内保育をすることはなくなり、
以前のようにいかにも守っている、という風ではなくなってきました。
稚魚は絶えず動き回り眠るときくらいしかじっとしていません。
お陰で写真が撮れません。(笑)

稚魚のサイズは1.5cm〜1cmほど。
体色は大きく育っているものから黒いラインが 薄れ始めました。
背中にやや薄いグレーが入ります。

⇒11日目、 先日ベビーフード(フレークフード)に餌付いて
これで安心と思っていたものが
その後、食いが悪くて腹いっぱいには食べませんでした。
生ブラインで、腹いっぱいにするのもなかなか
手間なので他に良い物はないかと考えていましたが
ようやく解決しました。
カーニバル/キャットおろしです。(笑)
ヤスリを使ってカーニバル/キャットを擂るわけですが
細かくおろせばベビーフードばりに細かく、
しかも親魚も大好きな、肉っぽい飼料ですから
稚魚にも人気が高く、狂ったように餌を求めます。
沈下性と浮上性が混じった感じになるので
割と餌も行き渡り易くなりました。

⇒ 沈んだカーニバルおろしをついばんでいる様子ですが
やはり餌サイズが少し大きめになっていると
まだ上手に食べられません。

⇒(日にちが飛びますが(汗))順調に育って20日目、
餌に対する貪欲さがより一層になり
私に反応した親が餌を求めて前に出てくると
すかさず稚魚が後ろをついていきます。

親の食欲は繁殖以前と同じかそれ以上(?)
ほどになり、…餌の時間は大変です。

カーニバルを親魚に与えようと思っても
稚魚たちがすぐ群れてしまい、なかには親用カーニバルを
突っつくやつもいたりして
親魚は稚魚が邪魔で食べられなかったり…。
恐る恐る食べている感じです。

私もヒヤヒヤするので、
なんとか稚魚の居ない方に誘導しようと するのですが、
、なんせこんな状態ですので。(笑)

稚魚にあたえるカーニバルおろしも荒めにすりつぶし、
口のサイズに合わせ始めました。

⇒もののけ姫にでてくる“なんとか神”ぽいです。(爆)分かるかな。
稚魚に纏わり付かれて凄い事になってます。
浮草が大増殖しておりまして、映像が暗いです。

お陰でSHが落ち着いている&水質浄化&コケ対策
だと称して放っていたのですが、あまり酷かったので
少しだけ除去しました。
親魚は空気呼吸するたびに、暫く口に一本の浮草をくわえています。(笑)

⇒遂にイトメを投入。
食いが良いです。
冷凍ミジンコも食べ易いサイズに育ってきました。
赤虫はまだ早いようです。
ということで、今の主食はカーニバルおろしと
イトメ、ミジンコとなっております。

親も子もこれだけ食べるようになると、
水質悪化が非常に気になり、
週1の換水はかかせなくなりました。
親の食欲が次の繁殖に結びつくといいなぁ、と考えています。
餌場は基本的に一箇所にして場所を覚えさせる&
底床の掃除をしやすくしています。

悩みとしては、稚魚のサイズ差です。
予め覚悟はしていたのですが、
より小さな個体は餌を積極的に捕りにいかず痩せ細り、
大きな個体は元気に食べまくり太っています。
自然化であれば捕食や共食いによって
早期に淘汰されていくもの なのでしょうが、、
ここは水槽なので、なんとかしてやりたいなと思案中です。

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