繁殖

スネークヘッドはその飼育例が少ないこと、排他的攻撃的性質が強い為に、
水槽下での繁殖例は一部の小型種の例を稀に耳にするくらいです。
雑誌等で確認されているのはドワーフSH、ニューレインボーSHで、両者とも
卵を咥えるマウスブルーダータイプだということです。

また『要注意外来生物に係る情報及び注意事項』によりますと
コウタイの繁殖は、中国福建省において産卵期は4月から6月で、
水草の上に粘着性の卵を産みつけるが、営巣習性はなく、
1回の産卵数は 1000 を超え、親魚が卵・仔稚魚を保護するそうです。

浮巣を作る繁殖タイプとしてカムルチーが挙げられます。
直径1mほどの水草の塊を作り、7〜8000の卵を産卵。
産卵後数日は親魚が巣内の卵〜孵化したての仔魚を保護します。
仔魚期には口内保護をするところも観察されているようです。

我が家ではスリランカ産、マレーシア産のドワーフスネークヘッドの繁殖に成功しております。
写真は上がスリランカ産、下がマレーシア産、
両方とも上側の個体がメス、下側の個体がオスです。
成熟してようやく雌雄差が現れ始め(分かりづらいが)、
オスはおでこがでっぱりメスは頭がフラットに、お腹が膨らみ始めます。

アンケートへご協力頂き、
有難うございました。
m(__)m 
浅黄 管理人

ドワーフの場合、基本的にペアさえ得られれば割合容易に繁殖まで至るようです。
その、「ペアを得る」ということが難しいのですが…。
ドワーフ雌雄判別は複数匹を飼育していて俄かにに気付く程度で
ペアリングしないことにはなかなか確信を得られないというのが正直なところです。
個体が成熟し、且つしっかり餌を与えられている事
また地域バリエーションが同じである事がざっと挙げられる条件でしょうか。
地域バリエーションが特に豊富なドワーフでは、それぞれ頭の形も若干違ってきますしね。
故にショップで個体を見て雌雄を判別するのは非常に難しいということになります

以上から私の場合は雌雄の分からぬ個体を4匹ほど混泳する事から始めています。
買うときに注意する事として
まず地域バリエーションが豊富なゆえ、
違う地域バリエ同士を掛け合わせないように、同産地の個体を購入する事。
次に、サイズを揃える事でペアを得やすくします。
基本的に大きなオス個体がボスとなりますがサイズ差が有りすぎると小さい個体への苛めが激化すること、
また、ペアになる相手を自分と同程度のサイズの個体を選ぶ傾向にあるようだ、ということも理由として挙げられます。
サイズ差に関してはいくら同じサイズのものを選んでいても、いずれ強弱がつくと共に差が出てきますので…。
せめてスタート時は差が少ない方が良かろうという事ですね。

ペアリングしたかどうかは観察していれば一目瞭然ですが
ペア間の争いはゼロ、ペアの他個体への攻撃のみになります。
確信を得たらペア以外を隔離し栄養価の高い餌を与えるようにしましょう。

あとは水質だけ注意して仲の良いスネークヘッド達にお任せ…という感じでしょうか。(笑)

細かな様子は日記になっているのでどうぞご覧下さい。
只今ブルームーンギャラクシースネークヘッドの繁殖に取り組んでおります。

長々とお疲れ様です。(^_^;) 以上、基本編でした。

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