唐突ですが…久々に一目惚れしました。(笑)
エリスロミクロンに似てて、この色合いは好物です。
スネークヘッド特集が組まれたアクアライフ06年11月号の新着コーナーを見てのことなんですが
早速、近場数軒のショップを見て廻るも出会うことが適わず(タイミングが早かったのかも)
ネット通販を探すもsoldoutの文字ばかり…。
ようやく都内のFeed Onさんに在庫があることが分かったので訪れてみると
意外にも結構な数が在庫していてしかも、鰭に傷がついてしまったからと格安に…。
水槽を眺めても大した傷ではないし、全然OKと連れ帰って参りました。(^o^)
色の良く出た個体がやはりオスのようだそうで、3:3で掬ってもらいました。11月14日飼育開始。
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 | 気さくな店長さん曰く、本種はミャンマーが産地でタイを経由して入荷してきたとのこと。
(英語のサイトを辿っていたら8月にミャンマーで見つかったと書いてありました。)
当初の価格からは大分下がってきてはいるようですが、
高い小型魚と普段縁の無い私ですから、いずれもっと下がるんだろうなぁという想いと戦いました。
ただ、入荷が安定するかはまだ分からないそうで、パタリと姿を見なくなる可能性もあるとか…。
やっぱ買ってよかった。(^_^)
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HANABIを水合わせをして水槽へ。とりあえずエリスロミクロンと同居してもらいました。
形が良く似ていますよね。こんな美種が埋もれているなんて…。
エリスロミクロンが2匹だけとあって怯え気味だったので同居魚が増えてストレスが減るといいな。
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 | 性格はどうかなと観察しているとエリスロとは似ていませんね。
環境に落ち着いたらエリスロ同様、ちょっかいをだすようになりましたが温和な方です。(^_^;)
臆病さもさほど感じられないです。
どちらかといえば好奇心があるような…感じです。
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同じような丸っこい体をしていながら、本種は泳ぎも上手なようで、
水流に向かって泳ぐような点がHANABIとエリスロの違いとして目立つようにも思います。
生息地の違いでしょうかね。
だもんで、動いてばかりのHANABIの写真が撮れず水槽内での写真は諦め、
小さなケースに移しての撮影となりました。
綺麗な種なのにロクな写真が撮れん…。(-_-;)
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 | 餌はエリスロと同じく『テトラプランクトン』を食べましたが、少々食べずらそうでしたがなんとか食べてくれています。
餌は他にアルテミアの卵黄(乾燥餌)を与えていますがこちらは大人気。。
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水槽一杯にコイツが泳いでいたら綺麗だろうなぁと思う訳ですが…、繁殖してくれたら良いなぁ。
誰かコツを教えて下さいませ。m(__)m
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エサをふんだんに与えていたら段々体つきが良くなってきました。
メスらしい個体もお腹が膨れてどうやら抱卵はしている模様。
オスらしい個体は色が派手になってきました。
オス同士でフィンスプレッディングのような行動を始め、
鰭を広げて少し距離をとった上でクルクル回ったりしています。
オスとメスの行動は特に無いようで、オスがメスに追い立てられていたりします。(笑)
でも、一応ということでエリスロを隔離し、ウィローモスの塊をもっさり投入してみました。
もし繁殖が上手く行ったりしたら親魚達に食われないようにと…。
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HANABIの産卵の事も考えて念のため、
と一時エリスロミクロンを隔離BOXに移していたのですが、
3週ほど経過してから隔離BOXとガラスの隙間で
HANABIが挟まって死亡しているのを発見。
すぐにBOXを外し、エリスロは別水槽へ隔離しました。
早くもマイナス2匹…。残念です。(-_-;)
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残り4匹となったHANABIですが、観察しているとどうやらオスとメスが2匹ずつ残ったようです。
左がオスと思われる個体で、鰭の発色が鮮やかになり赤と黒のコントラストがはっきりしてきました。
右はメス、綺麗ではありますが、比較するとやや控えめな色味。お腹が丸くなり、『らしく』なってきました。
紺地に金のスポットにもオスのほうが細かくなっていますが、これは個体差かな、、どうでしょう?
4匹とも追いかけっこはするものの、肝心の繁殖行動は確認できていません。
焦らずじっくり飼育していればいつか見せてくれるかな…と。(^_^;)
最近の餌は乾燥イトミミズがメインになりつつあります。腹いっぱい食べてくれるので偏らない程度にですが。
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2007年3月更新。
更新をサボリまくってたので4か月分ほどをまとめます。(汗)
その後オス1匹がさらに死んでしまいまして…オス1メス2になりました。
30cmキューブでの飼育ですが自然繁殖を狙うためにウィローモスを沢山沈め、
マツモを大量に浮遊、その他水草などでごっちゃりしておきました。
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餌を多めに与え観察していると、環境に慣れてきたのか
追い掛け回したり繁殖行動のようなものも観察できるようになりました。
捕食リスクを減らすためにエリスロをまた隔離、
様子を見ました。
12月6日、ふと水槽を眺めていると不思議な動きをするホコリのようなものを発見。
良く見るとなんと細い稚魚!!
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1匹だけ見つけたこの個体、あんまり小さくて大きく育つか心配になってしまいましたが、
富栄養化した水槽のなかで餌を探している模様でしたので特にブラインなどは使用せず
親魚との隔離もしないでおきました。写真は発見から10日後の同個体。
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発見から1月後、体の形は『らしく』なってきましたが
スケルトンのその体は成魚の美しい色彩からはまだ程遠いですね。
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マツモに隠れ、順調に育ち発見後2ヶ月ほどで親と同じ模様を出し始めました。
稚魚用に餌をやらなかったせいか、成長が遅いように感じました。
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その間も稚魚を数度確認しましたが、 餌不足と捕食の両原因?でか姿を消してしまいました。
写真は泳ぎがまだ苦手で壁面で休んでいる稚魚です。
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結局30キューブでの自然繁殖では数を増やすのが難しいと分かりましたので
やはり稚魚と親魚を隔離してみることに。
空いた水槽45cmレギュラーにマツモのみをどっさり入れ、
オス1匹と抱卵してお腹がパンパンに膨れたメス2匹を移しました。
2週間ほど通常通り飼育を続け、
実際には確認はしていませんが繁殖が行われたろうと予測の元、
3匹とも元水槽へ戻ってもらいました。
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1週間もしないうちに45cm水槽では稚魚が泳ぎ始めました。
3月13日確認分、約2週間で15匹の稚魚、これならまだ効率も良さそうですね。
産み付けられた卵が全て孵化した頃合いを見計らって
稚魚たちと親魚を入れ替え、また45cmマツモ水槽にて
次回の産卵に繋げたいなと思います。
稚魚を移す作業は普段使っている網では稚魚が小さすぎ、
すり抜けてしまう為に茶漉しを使って慎重に捕獲、水合わせを行いました。
早く群泳が見たいこの頃でございます。(^_^)
まずはこの細い体をなんとかしなければ!!
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追記
この美しさで文字通り、人気に火がついたHANABIですが、
現地ミャンマーでは乱獲により危機的に数を減らしてしまっているそうです。
正直、私なんかは何も考えずに手を伸ばしていた訳ですが…。
しばしば問題視されているように魚との上手な付き合い方がアクアリストに求められているのでしょうね。
せめて…、繁殖頑張らなきゃ。
2007年2月にTyson R.Roberts氏により新属、新種として記載されました。
学名は
Celestichthys margaritatus
ラテン語の直訳は"真珠で飾られた天の魚”だそうですよ。
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