スリランカ産ドワーフスネークヘッド
繁殖への道
(vol.9 孵化後2ヶ月&親魚の抱接編)
【channa gachua “Sri Lanka”】
前回の更新で「セパレーターを外すかも」と書いていますが
直後、外してみました。
暫くは何も無く、稚魚が親魚にまとわり付く以前の光景でした。
しかし20分ほど経つと異変が…。
雌親が鬱陶しそうに稚魚を振り払うようになったのです。
雄親は全く何も興味を示しません。
翌日、確認すると雄親のほうが激しく稚魚を追い払うようになっていました。

追い払う対象となるのは稚魚の中でも大きく成長しているもので
捕食するような勢いで狙いを定めてバフッと音を出していたので
慌てて再度セパレーターを投入、
その後、親魚を別水槽(45レギュラー)に移動しました。

⇒稚魚は色味に変化が現れ始め、
ドワーフの別名“ヒジマダラライヒー”の名のごとく胸鰭に模様が、
また全体的に色が薄くなってきて(特に顔の下あたり)、
体側後部には「川の字」の模様が目立つようになりました。
親魚が導入時、幼魚のときに感じた特徴が現れ始めたようで
俄かに大人の階段♪上っています。(笑)
スリランカ産特有の鮮やかな色合いになるまでもう少しでしょうかね。

餌は、水を汚さない事、栄養価のバランス、
稚魚群に満遍なく与えられる事 を気にしていまして
ふやかして2つに割ったカーニバル(皆が突付いて意外に広がる)
であれば15粒くらい、腹をパンパンにできる餌としては
冷凍赤虫(ビタミン添加)5ブロック、
バラエティに富ませようということでキョーリンの
フリーズドライ(ビタミン添加)の 赤虫、イトメを使っています。

餌の量が凄いので先日のように調子を崩さないよう、
とりあえず2日に1度、1/3換水をしています。

そうそう、稚魚の行動にも変化が現れ始めました。
腹を空かすと若干の争いが生まれるようになったことです。
餌の捕り方も咥えて逃げ回るなど、
徐々に集団生活から離れ始めているようです。

⇒一つニュースが、、

親魚の抱接行動を初めて確認しました。
夜中に暴れるような物音が聞こえたのでもしかして、と
水槽を覗くと絡まりあっていました。
概ね5分おきに抱接していたのですが
開始時間が1時半くらい、暫くは見守っていたのですが
とっても眠かった為、見づらい動画一つを収めたところで熟睡…。(汗)
繁殖するとしてもまだ先だろうとも思っていたので
6時にまた観察を始めましたが、辞めてしまった模様。
覗かれて気分を害したか、狭い45cm水槽ではやはり厳しいかな。
でも水槽置けないし・・。

抱接について確認した事ですが
雌が水槽越しに稚魚たちを威嚇し始めました。
なので水槽の間に目隠しをしました。
雄は雌に見えるように顎を膨らませて(威嚇のときと同じ)
それが合図のように二匹が近づき、タイミングを合わせて絡み付く。
絡みついた状態で二匹ともが外側の胸鰭を動かす事で回転します。
回転は右回り、左回り両方とも行っていました。
15秒ほどして離れて、5分ほど休んで再度行うと言った感じです。

暗くなってから繁殖は行われるようなので、
映像に残すのは厳しいかもしれませんね。
またの機会にチャレンジしてみます。(^_^;)