スリランカ産ドワーフスネークヘッド
繁殖への道
(vol.7 孵化後31〜50日編)
【channa gachua “Sri Lanka”】
⇒孵化後一月を過ぎた頃の稚魚たちです。
順調な頃はそんなにネタが無いんですよね。(^_^;)
なので、特に代わり映えのしない動画です。。



既に掲示板などで報告を致しましたように、孵化後40日を経過したあたりから
今まで順調に進んでいた成長に「?」が生まれ始めました。

この頃から、痩せて力なく浮かんでいる個体が俄かに増え始めました。
当初は小さな個体ばかりでなく、大きな個体にもそういう症状があらわれ始めたので
小さな個体が競争に勝てずに拒食に陥ったもの、ではないだろうなと。
そのときは単純に親魚に間違われて食べかけられて怪我をしたのかな、
くらいに考えていました。

そういった個体が増えてきたことで、以前から考えていた
「親との隔離の時期」がきたのかなと、セパレーターでの隔離を始めました。
隔離して気付いたのがその症状に陥った個体の多さ…。
50以上は軽く超えるのでは、と思われました。
かなり焦りまして、掬える個体(30くらい)を掬って別水槽へ。

薄い薬浴を始めましたが稚魚ゆえに体力も無く、死ぬのを待つような状態です。
鰭を閉じ、じっとしているわけですが沈んでいるものと、
浮いているものがいますが、浮いているものは末期なようで
どうにもなりませんが沈んでいるものはかろうじて赤虫をついばんでいたりします。
こうなると原因は上述のものではないことは明らかになってきて
その他の原因を探りました。

他に思い当たるのは水質、餌でして。
稚魚の食欲に合わせて次第に餌は増えていくわけですが
メインがイトメで生餌ゆえに水質を悪化させ易かったのかな、という点と
イトメ自体の新鮮さ。消費が激しいので概ね1週間分くらいを
購入していたわけですが2日に一度換水し、あとはエアレーションという保存。
もう少しきちんとキープしていたらもしかしたら…という気もします。

その他、考えたのはどうしようもない虚弱個体の存在。
稚魚全てを死なさずに、という考えが甘かったのかなとも…。

その後、福耳さんに相談のメール、電話をさせていただいて
濾過強化を徹底し、水中フィルターに活性炭を詰め、
投げ込み式にコウタイ水槽の底床(溶岩砂)を濾材として詰めたものを2つ追加。
また、強い個体を本水槽に残し、危険な個体は別水槽へ。
「強い個体をしっかり残す」ことを命題にして飼育をすることにしました。

リスクを軽減する事を考え、イトメの給餌はストップし、
赤虫と配合飼料をメインに据えました。
元気な個体は狂ったように餌を求め、腹をパンパンにしていますが
一方、水面にはうつろな眼をした痩せ個体がいて正直複雑な気分です。
とりあえず一時よりは安定したように思いますが
こういった「山」がまたいつ訪れるか分からないので
暫く不安がなくなることは無さそうですね。(^_^;)

あ、そうそう。
雄親がセパ越しに稚魚をじっとみつめていることが多いです。
もしかしたらまだ同居させていた方が生存率が上がるんじゃ、、
などと、何の根拠も無い思いが芽生えつつありますが
もしかしたらセパ無くすかも…。