スリランカ産ドワーフスネークヘッド
繁殖への道
(vol.12 夏の繁殖編)
【channa gachua “Sri Lanka”】
さて、すごく久しぶりの更新です。(^_^;)
というのも何も変化が無くてネタにならなかったのです。(笑)

変化と申しますのは、8月14日の朝、
何気なく親魚水槽を眺めていると
・・・2匹が体を巻きつけていました。

「こんな暑いのに繁殖するのか?」

かなり意外だったのですが、様子を見ていました。
今までの感じからすると、抱接行動を予備練習の如く行ってから
本番へ行くようだったのですが、今回も同じく、
その日の晩は繁殖に至っておらず、
翌15日の夜に雄が口内保護している様子を確認しました。

2月、5月、8月と3ヶ月おきに繁殖なんて
結構なペースですよね。
そしていつもの如く孵化するまでは親魚任せですので
2〜3日そっとしておきました。

この間にしたことといえば
外掛けフィルターの強化です。
ドリルで穴を沢山開けたパイプにブリラントフィルターを2.5個装着し
L字の塩ビ管と外掛けの吸水口を接続したものです。
以前もブリラントを接続したことがあったのですが、
詰まりが早かったので使用中止した経緯がありましたので
今回はブリラントを増やし、
開ける穴も増やすことで解消をしようと目論んでいます。
稚魚の吸い込みもこれで安心です。


そろそろ孵化しているだろうと、18日に確認。
雄親はまだ口をモゴモゴさせています。

少し目を離してからまた見ると雄親の顎がスッキリ・・・。
アレレ?卵は?稚魚は?
と思って姿を探すと・・・白く濁った卵の塊が・・・。
100個くらい?
なんと、、孵化できなかった卵が塊になっています。
こんなこともあるのかと沈む気持ちを紛らわすべく
周辺に目をやると、孵化後に死んだと思われる稚魚の姿も。

今回はあまり顎を大きく膨らませていないな、と
思ってはいたのですが、安心しきっていたのもあって
そんなに観察していなかったんですよね。(汗)


しばらくしてもう一度確認すると
親魚が稚魚を探している様子。
砂利を見つめて吸い込んだりしています。
何匹かは無事孵化したようで・・・。ホッ。
ほんの数匹かもしれないけど、頑張って育ってくれよ!

それにしても原因は何でしょうね。
受精がうまくいっていなかったのか、卵自体に問題があったのか・・・。
はたまた水温などの外的要因?
以前、雌親が調子を崩した事があったので卵が怪しい気もしますが
次の産卵時に少しはハッキリするかもしれませんね。

上記から2日後、結果から言うと稚魚は全滅しました。
普段と違う点は孵化まもなくというのは殆どの時間が雄の保護下にあるのに対し、
今回は雄が卵を吐き出したあとは残りの稚魚を保護することなく
雌が保護を始めた事です。
何が原因かな・・・。