スリランカ産ドワーフスネークヘッド
繁殖への道
(vol.11 2度目の繁殖から1ヶ月
+α編)
【channa gachua “Sri Lanka”】
2度目の繁殖は45cm水槽という小さな水槽で行われたわけですが
1度目と大きく違うのは水槽内に侵入してくるものに対する雄親の反応です。
手はもちろん、網からスポイトまであらゆるものにアタックしてきます。
お陰でコケ取りもなかなか出来ません。(^_^;)
実は1度目の時からアタックは覚悟していたのですが、
大した反応もなかったので、こんなもんなのかと思っていました。
繁殖も2度目になってようやく子を守る親として目覚めたのか、
そうせざるを得ないくらい水槽が小さいのか…。

2度目の稚魚の育成にあたって、
エサやりにも慣れてきました。
孵化後5日〜1週間くらいからエサを与えるのですが
カーニバルおろしを最初から与えられました。
念のためブラインは沸かした状態で臨みますが…。
今回はブラインは2回沸かしただけで、後は全て人工的なエサでした。
すぐに大きくなってブラインやおろしでは足りなくなるので、
次には冷凍ミジンコと補助的におろしを与えました。
数日後にはまた変更して、イトメと、
水でほぐして崩したカーニバルを与え始めました。
生イトメは初回繁殖時に水質の悪化に悩まされたので
乾燥イトメ(ビタミン添加済のもの) を水でほぐしてから与えました。
乾燥イトメを親魚に与えると食べづらいらしくかなりこぼすので
そういった方法でも一応与えられました。
今現在(生後1月)は赤虫(冷凍、乾燥)とカーニバルをほぐしたもの、
乾燥イトメを与えています。

親魚については
雌親の食欲と肥満?が少し気になっています。
産卵後の体力回復に、と思っていたのですが、食う食う…。(^_^;)
稚魚に与えようとしたものまで食べますので。。
脂肪がつきすぎると産卵が難しくなるであろうし
出来れば早く稚魚と隔離してダイエットさせたいところです。

写真は雄親ですが、
どこかでぶつけたらしく右の鼻管を欠損していまして
追い討ちをかけるように稚魚たちが餌と間違え、、(汗)


⇒またまた?親魚の口内保護の様子ですが、
前回の繁殖の時には稚魚の放出が鰓から行われているように
確認したつもりが、、口から出していますね。。普通に。(汗)
見間違いなのか、両パターン共にあるのかはまたの宿題にします。(笑)
第一陣の稚魚は孵化から3ヶ月以上が経ちました。
里親の下へ数十匹を発送して少しエサやりが楽になりました。
(数が多い為、チビ全体に行き渡らせる餌となると選択肢が多くないので)
とはいっても、まだ過密気味ではありますけどね。
餌は一日にカーニバル50粒くらい…。
一粒をハサミで3等分にカットしてから与えるのですが面倒くさいです。(汗)
浮いてくれるのですぐ沈下するテトラシクリッドよりは
食べ残しが少なくなって水の汚れが減らせそうですね。

第一陣の稚魚の外見ですが
大きいもの数匹は5cmを超えましたが、
平均は(殆どの個体は)4cm弱くらいでしょうか。
小さいものはメダカ以下で、もはや餌取り競争には加われません。
おこぼれを頂戴する程度で、差は開く一方ということになります。
大きいサイズのものは背鰭の眼状斑が消え始めまして
あと背鰭のオレンジエッジが出さえすれば成魚と同じ外見になりますね。

里子に出す際の餌抜き時には大きいサイズの個体が
腹を減らして小さな他個体をのみこんでしまったこともありましたが、
こればかりは仕方ないと思うようになりまして
発送の際には腹になにか入っていそうな個体を除いて選びました。(^_^;)
こんな具合ですので、小さな個体は短期間のうちに淘汰されるでしょうね。

あ、そうそう。
スネークヘッドWebRingの“イベント”に繁殖記録を載せて頂きました。
こちらもご覧下さいませ。(^o^)