ドワーフスネークヘッド(スリランカ産)
繁殖への道 (vol.1幼魚〜若魚編) |
スリランカ産のドワーフスネークヘッド【Channa gachua】です。
今回、常連さんの天さんに入荷情報を頂き(m(__)m)、ようやく新魚導入となりました。
以前から「次に買うときは複数飼いで繁殖狙うぞ!」と思っていたのですぐに電話しました。
そしてまず水槽を準備。
お手頃価格の外部フィルターを買って初めてのセッティング。
そんなことをウダウダやっているうちにドワーフ到着。
4〜5cmのSHにこの水槽はでかいかな、と思ったのですが
ドワーフ達はまだ小さいので集団生活できるのかな〜、と思いましたが
大きな3匹の内の1匹が既に水槽のボスになったようで、水槽のやや奥の方に陣取っています。
大き目の3個体のうち尻ビレの裂けてしまった個体がその次でしょうか。
大きめ3個体は体格差が殆どないので怪我の有無でしか、まだ区別がつきませんが…。
一週間がちょうど経過した朝、ふと水槽を見ると、一匹の横顔に白いものが…。 何だコレ?と思いよく見ると、おできのような小さな脹らみに白いかさぶたが出来ていました。 噛まれて怪我したのかと考えたのですが、この個体はどうやらボスのようなので その可能性は低いかなと…穴あき病と推定して薬浴(エルバージュ+メチレンブルー+塩)を開始しました。 プラケに飼育水と新水を入れて水槽内に沈めてエアーレーション。 水槽が大きいと隔離のときには良いですね。
食欲は相変わらず物凄く、隔離してからも外に居る3匹を顎を膨らまして、体を翻して威嚇しまくりです。(^_^;)
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毎日観察を続けておりますが、成長が凄い・・!! 一日一日、成長しているのが目に見える感じです。 10cmくらいまではあっという間に育ちそうですね。 もうちょっと小さいのを楽しみたいのと、早く成長して立派な姿を見たいのと、複雑な気持ちです。(笑)
さて、ボスは薬浴期間中は水を汚さないように他SHの半分程度に抑えていましたが、
戻してみてビックリ。。サイズが一回りほど差がついていました。
そうそう、餌にバリエーションをと思い生餌を投入。
んで、肝心の捕食ですがまだ魚を捕る事に慣れていないのか、
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≪…あれ?やっぱり…≫
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アカヒレを捕食する気配を見せないのはまだ水槽が大きくて思うように捕まえられないからかな、 と思い、アカヒレを50匹全て水槽へ投入。やはり興味を示しません。
翌日照明がついてから中を覗くと・・!
外部フィルターで水流を消す為にスポンジを装着、水中に直接水が戻るようにしている為に
ついでコケ&掃除用にヤマトヌマエビも購入。
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ボスが追われるようになって1週間が経過。 順調な餌食いを見せ、瞬く間にまたボスの座へと返り咲きました。 目の下にクマを作って悪人顔になってきました。(笑) 色味は三番手が一番良いような気がするのですが…。
アカヒレがあっという間に完食され、掃除屋として投入されたヤマトですが
小競り合いですが、一時より落ち着いてきて、というか |
≪…なわばり…≫
前回の更新から一ヶ月が経過。 成長も著しく、ようやく個体の違いが少しずつ分かるようになってきました。 ボスは体長、体格ともにがっしりとして、 水槽の右奥の水草、流木が豊富で落ち着くスペースを陣取っています。
それとほぼ同じかやや小さいくらいの個体が2番目に強い個体。
これらと比べて一回り小さい個体が3番目、水槽手前左側に居ます。
最後に、一番小さな個体、ボスと比べて二回りほども差がついてしまいました。
ボスと二番はたまに暴れていますが、基本的には互いのスペースへ
生餌の雑魚のストックが無くなったのを気に、初めてコオロギに手を出しました。
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≪…遂に隔離…≫ |
更に一ヶ月が経過し、体格差が大きくなってきました。 給餌を一日空けて翌朝水槽を眺めると、 チビが大怪我していました。 各鰭を大分やられた上に、尻の部分をバックリいかれたようで 両側の肉が露出していました。
すぐに30cm水槽に隔離、薄めの薬浴で病気の予防を図りました。
ただ、小さな個体は食自体が細いようで、単独でも餌を控えめにしか捕りません。
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≪…隔離その後…≫ |
え〜、、4匹の名前が決まりません…。(汗) のでとりあえず強い順にボスの「1号」からチビの「4号」ってことで 便宜上紹介していこうと思いますのでヨロシクお願いします。
4号は隔離から4〜5日で傷口が塞がり、 |
本水槽では4号が居なくなってからというもの、 1号2号の攻撃が3号(左の写真)へ集中するようになり、 その3号は以前の4号のように餌食いが落ちてきてしまいました…。 (う〜ん「〜号」はややこしい (-_-;)) このまま続くとまた隔離?ともなりかねないので ちょっと悩んでおります。
ところで1号2号なんですが、あまりやりあったりする事がないんですよね。
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≪…個体比較…≫
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前回の更新で思い付きでは有りますが、めでたく(?) 名前が決まりましたので、今回は以前からやりたいと思っていた 各個体の比較を行いました。 成長の早い個体ならばそろそろ少しは雌雄の区別となる 体型の変化が始まっていないものか、として思い立ったものです。
水槽内の流木を全て取り払って一匹ずつ捕獲、チェック、という流れです。 では写真です。
上段左が1号、右が2号、 今度は上から、
並びは一緒です。
ケースが浅かった為、スネークヘッドが驚いて暴れると飛び出すかもしれないと
頭の形では、横から見ると2号のそれは1号に比べると
現在、1、2号が全長13cmで3、4号が10cm強です。 |
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夜、電気をつけると1号と2号が寄り添って寝ている姿を 最近よく見るようになりました。 なかなかよい兆候なのでは、と期待に胸を膨らませています。 そこで、仲の良さそうなこの2匹だけにしたらどうなるのかという 好奇心が芽生えてきました。
当初、3号を4号と混泳させ、インド産とセパレーターで分けて
「あの弱かった4号が…」と若干嬉しくなったり…。
水合わせが終了し、4号を3号側へ放ちました。
4号は放たれた後、暫くは様子をうかがっていたようですが、
力が拮抗すると一方が逃げる事がなくやりあって大きな怪我をしかねない
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飼育環境
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