ブルームーンギャラクシースネークヘッド 繁殖への道
vol.2 紹介&餌付け編

vol.2は紹介と餌付け編です。前回更新分と内容が少し重複しますが…。

大個体の白点は薬浴スペースがとれないので発泡スチロールの箱を浮かべて飼育水をとり、
メチレンブルーを使用しました。およそ24時間の薬浴で快方へ向かい、餌付け〜体作りを始められることになりました。
さて、今回のブルームーンの場合、特に餌付けを急ぐ必要がありました。
というのも、入荷状態があまりよくなかったのか、痩せておたまじゃくし状態に近くなっていたからです。
現段階ではスポイトを使った赤虫の給餌がなんとかという感じです。
小個体の方はまだ赤虫を食べ腹を膨らませるようになったものの、
大個体の方は痩せているのに加え、赤虫が食べづらいのも手伝ってか大して沢山は食べようとしません。
最終目標としては配合飼料のカーニバルへの餌付けを目指して、
まずは浮かんでいるものへの興味をかき立てることから開始。

導入当初、飛び出しをさせないよう個体を落ち着かせるために流木レイアウトとマツモを浮かべていましたが、
上部への意識が向くようにマツモをほとんど排除しました。
餌はまずは動くものとしてヨーロッパイエコオロギのMサイズを与えました。
明るくなった水面を警戒しながらも、パシャパシャ動くコオロギに興味を持ってか、
大個体が何とか捕食してくれました。

環境になじんできたのか、流木の陰から水面を眺めている姿を見るようになったので カーニバルを水面に軽く叩きつけるように落とします。
一瞬、反応しますがコオロギでないことにすぐ気づいてまた流木の陰へ…。
何度かしつこく繰り返し、またスポイトでカーニバルに水を当てて動かしてやると その動きに反応して食べてくれました。
その後は警戒しながらも何粒が食べるように。
ただ、未だ食が細い感はありますが。

続いて小個体の餌付け。
大個体と同じ方法で行うも全くその気配もありません。
コオロギすら食べない有様で。
混泳下だと餌の奪い合いで1匹が餌付くと他魚も釣られて食べたりするんですけどね〜…。

で、よくよく観察してみると呼吸が荒い…。
エアレーションもしているのに何故?と思いながらも外部フィルターのシャワーパイプ を水面付近に移動させ、エアレーション効果を加えました。
翌日、水槽を眺めると呼吸はゆっくりに収まって、余裕が出来たのか水面を眺めています。
コオロギでなくカーニバルを落とすと、意外にあっさり食べてくれました。
両匹ともまだぎこちないですがなんとか餌付けできたな?という塩梅ですね。
気になるのは呼吸ですが、渓流魚でもあるまいし、そこまで溶存酸素が必要かい?と思いながら暫くは様子見。
何だろう今更phショックってこともないだろうし…。ちょっと気になる。

このページの写真はすべて大個体。
餌付け以降、慣れてくれたのか比較的姿を見せるようになりました。
部位のアップを中心に載せてみたのですが、やっぱ綺麗ですね。
時間の経過とともに更に色をだしてくれることを期待しています。

背鰭のエッジはほぼ白色で、うっすらオレンジがかっている感じです。
痩せているせいかニューレインボーのように鰭が長く見えますね。
本種が美しいのは何といっても体の色ですよね。言葉は特にいらないかと。(^_^)
尾鰭は千切れた(噛み切られた?)部分の再生がどうなるか気になりますが、
当然まだ変化は有りません。縁取りが出来始めると再生への兆しになるのかな、と思いますが。
胸鰭はドワーフほどくっきり模様が出そうにはないですね。うっすら扇型になっています。